言葉で一羽の鷗を撃ち落とすことができるか 

今のわたしは自分に満足していない。だから薬を飲んだり腕を切ったりしている。本当は辛くても今までの日常生活を取り戻したいんだろうなと思う。

バイトを辞めた。私物のセーラー服を置きっ放しだけど安物だから諦めることにした。お店側も引き止めないだろう。休学中は自宅警備をしてお小遣いをもらい、大学が始まったらまた新しく探そうと思う。

社会とのつながりはまた一つ減ったわけだけどわたしはこれでいいと思った。

一昨日、久しぶりに腕を切った。切りすぎた腕は皮膚の質感が変わっていて、ちょっとくらい力を入れても深くは切れない。痛くはなかった。リストカットは自分をコントロールできている気持ちになれるから好きだ。勢いに任せて刃物を走らせる。そうして流れ出る血を拭いたり手当てをしているうちに、気持ちが落ち着く。死にたいときに腕を切ってその気持ちが緩和されるならば、わたしはそれでいいと思う。推奨しているわけではなくて、本当に何事も死ぬよりはましだから。

 

最近夜に外に出て空を見ている。わたしの家がある方は田舎だから星がわりと見える。縁側に座って膝を抱えて星を眺める。月を見る。静かだから落ち着く。暗闇は苦手だけど庭先程度なら怖くはない。でも薬がキマってるから楽しいことも半ば承知している。とにかく空を見たりただ目をつぶって夜を感じてみたり、ぼんやりして一時間くらい過ごす。

 

昨日は父も連れて外食した。イタリアンで、太麺のカルボナーラが美味しかった。知らずにカンパリソーダを頼んだら苦くて蜂蜜を舐めながら飲んだ。そのあと雑貨屋で白いうさぎのぬいぐるみを買ってもらった。垂れた耳に銀の星がプリントされていてかわいい。

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このブログの更新がいつ止まるかわからないけれど、もし今日が最後なら限りなく無為な内容のものが書けて満足である。